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フレクション(型打ち)

バレル研磨機

フリクションプレス機全景
台座部は基礎の中に埋め込まれています。

フレクション(型打ち)

強い力で金属材料を型で押し付け、型に刻まれた模様を金属に転写する加工方法です。
このとき、フリクションプレス機という独特の機械を使用するため、一般にフレクション(フリクション)の名前で呼ばれています。
加工できる金属は主にアルミ合金と真鍮です。鉄(鋼)は硬いため加工できません。また、展性の小さな金属も成型中に割れが発生してしまうので、使用することが困難です。

フライホイールとフリクションホイール
フライホイールと
フリクションホイール
フリクションプレス下部 手動ハンドルとスライド
手動ハンドル
(手前)とスライド(奥)

フリクションプレスマシン

フリクションプレスとは構造的にはスクリュープレスの一種で、スクリュー(ネジ)を回転することによって、スライドを上下させます。

この型式のプレスは非常に古く、ヨーロッパのブドウやオリーブを絞った木製圧搾機に由来します。これを、中世ドイツのグーテンベルグが印刷機に流用し、スクリュープレス機の始まりだといわれています。

スクリューの上部にはフライホイールがあり、これを挟む様に縦に動力で常に回転する2枚のフリクションディスク(摩擦板)が取り付けられています。これをリンク機構でフライホイールに左右交互に押し付けることにより、スライドを上下させることが出来ます。

作業者がリンク機構につながった手動ハンドルを直接操作します。クランク式の機械プレスと比べると、スライドが下降から上昇に切り替わる下死点というものがありませんので、最後の加圧加減は作業者の豊富な経験に依存しています。

また、フライホイールに蓄積された運動エネルギーを利用することにより、小回りの利く小型の機械でも瞬間的に大きな圧力を発生させることができ、金属にシャープな像を刻むことが出来るといった特徴を持っています。


フレクションに使用する金型

金型

フレクションは、通常表面(模様面)のみの型を作成します。製品の裏にもモールドが必要な場合には裏面用の金型を作成し、対にして使用します。作成に使用する原図は左右を反転させておかなければなりません。
凹凸の単純なものは、拡大した図面を元に、彫刻機で縮小して直接金型を切削します。金型の凹凸と製品の凹凸が正反対になります。金型に使用する金属は工具鋼などの焼入れの出来る金属を使用し、型の仕上げが終わったら焼入れを行います。焼入れを済ませた後の金型への追加工は非常に困難です。

凹凸の複雑なもの(たとえば英国の紋章のような模様)は職人により、深さ方向に立体感のある型が彫り上ります。

細い線を再現することも可能ですが、立ち上がった断面にはある程度の勾配が出来ますので、結果として堀が立体感が乏しくなることもあり、デザインを簡略化したほうが結果としてよいものに仕上がることもあります。

なお、写真の金型に彫刻されたものは直径10mm程度の大きさです。


フレクションに使用する材料の切断

切断(シャーリング)

加工はまず最初に、素材となる金属板を大まかに切断することからはじめます。



フレクションに使用する材料の切断

金型がセットされたプレス機の
クローズアップ

フレクションによる型打ち

フリクションプレスに金型をセットし、素材となる金属に金型の彫刻を反転転写します。
瞬間的には優に100トンを超える力が、小さな金型に集中し、金属を塑性変形させます。
目、耳、振動を全身で感じ、最後の押し込み具合を一瞬で判断する業は、これこそ、熟練のなせる業です。

日本のものづくりは、職人の磨きこまれた技なしには成り立ち得ないのです。

パワープレスでトリミングを行う
パワープレスでトリミングを行う
トリミング用の金型
製品の外形に合わせた
トリミング用の金型

トリミング

フリクションプレスでプレスしたあとは、余分な金属が金型からはみ出しています。 はみ出た部分(チリ)を彫刻金型の外形に沿って作成した抜き型を使用して、トリミング(カット)します。
穴あけや中ヌキがある場合もこの段階で加工します。



パワープレスでトリミングを行う
ファスナーの引き手
トリミング用の金型
金飾り金具の金型と製品>
使用した製品が雑誌に
紹介されました。

フレクションの製品例

有)STAZZ様の「モダンパイレーツ」

真ちゅうによるフレクションは、細かい模様の再現が可能ですので、小さなパーツの中にブランドロゴなどの刻印が可能です。

飾り金具は、裏側に様々な構造をロウ付けできます。ホックを取り付けるときの”ホソ”をロウ付けするとオリジナルのホックができます。
また、割り足をロウ付けすることで、様々な場所に取り付けることが出来ます。

ワンランク上の製品作りにお役立てください。

手書きのスケッチから、金型作成用のデータを起こす事も可能(有償)ですので、ご相談くださいませ。